2013-09-25

思い出はいつだって都合がよく出来ている



夜中に絵を描いていたらふと日本を離れる時に
ほとんどの作品を捨ててきた事を思いだした。
震災で実家に帰る事になった事を認めたくなかったから、
思い出になるものはほとんど捨ててきた。
あれから2年。
そうか、もう同じ絵は描けないんだと気づいた。
もうあの時には戻れないように、同じ絵はもう描けない。

昨日久しぶりに描いた絵はもう以前のように
感情をぶつけるだけではなくなった。少し寂しい気もする。
思い出を丸ごと捨てちゃうのも、なんだか寂しい。
これからはいい思い出も悪い思い出も全部大切にして行きたい。

ありがとう。
一人では作品は生まれないのだ。