2013-05-31

むだに忙しい日曜日の朝だった

先週の日曜日自分の部屋の鍵を閉めた後なんとな〜く嫌〜な予感がしたので
玄関を出る前に鍵がちゃんと鞄の中に入っているかチェックしたら
ない。鍵が無い。
全部出してほこりを払っても、鍵が見当たらない。

こんな時に限ってルームメイトのアムウェイは留守。

焦り過ぎてアホになった私は
ファオークで鍵の穴をさしてみたが入る訳も無く
針金が落ちていたので入れてみたが開く訳が無い。
いっその事ドアをぶっ壊してしまおうと体当たりしてみたが
ドアはびくともしない。当たり前だ。

どうしよう。どうしよう。
はさみにぐるぐる毛糸を巻きたい気分だ。

部屋の鍵も玄関んの鍵も同じキーホルダーにつけているので
家から出れない状態に気づく。

もう一人部屋に閉じこもっているヒステリークリスチャンの事を思い出し
私はクリスチャンの戸を叩く。
くそ。部屋の中にいるのにいない振りをしていやがる。
何度か戸を叩くが応答なし。
しょうがないので外から今の状態を説明したら顔だけのこっと出して
「何か用ですか?」とぼそっと口を開いた。
「部屋の鍵が部屋の中に忘れちゃって今鍵が無い状態なんです。ですので....」
「あ、私急用があってすぐ出かけなくちゃ行けないの」と人の話を全部聞かず
”急用がある”を何度もアピールされ
「あ、いやその...出かける時に玄関には鍵を閉めないでくださいって事だけなんですけど」と言ったら「あっそう」とだけ言ってまたのこっと顔を引っ込め部屋に閉じこもる。

くぅ....むかつく!だが今非常事態なので偽善クリスチャン女にかまってる暇はない。
チャリンコをこぎながらどこか近くにある鍵屋さんを探す。
またもやこんな時に限って今日は日曜日。ナイス日曜日。

ふと交番が目に入り「助けてください」とお巡りさんに泣きつく。
お巡りさんならこの近くの情報を把握しているに違いないと思ったのだ。
私の予感は本日2回的中しお巡りさんは早速名刺本を取り出し順番に休日出勤かつ出張してくれる鍵屋さんに電話をしてくれた。
鍵屋さんはあっという間に見つかり、私は自分の住所をちゃんと言えない事を怒られ
その後部屋の鍵が開くまで瞬く間に解決した。

ありがとうお巡りさん。市民の正義の味方。

あのフォークと針金の企みやらドア破壊発想の無駄とアホさ加減を本気で反省しつつ
いつも通りの日曜日を過ごしましたとさ。

めでたし。
めでたし。


アホですがなにか?


2013-05-15

他に方法があると思えないからです


震災から2年ちょっと。
ようやく少しずつ言葉が集まってきた気がするので整理してみる。

当時震災直後親に「卒業して仕事も無いし(フリーターだった)恋人もいないし、特にする事もないんだから帰ってきなさい」と言われ、日本中大混乱の中、反論する言葉も見つからず友達と挨拶する暇もなく5年間の荷物を一日でまとめ親と一緒に実家に戻ってきた。

卒業して半年、コンビニとレストランのバイト掛け持ちでなんとか生活費を稼ぎ恋人と呼べる人もいなかったのは事実だし日本に「絶対」残らなくては行けない理由は私には無かった。と親も自分でもそう思っていた。

でもそうじゃなかった。

私にはどうしても一緒に作品を作って行きた人がいたのだ。
もう一生出会えないかもしれない面白いものを作る人なのだ。
それは今でもそう思っている。


地震はあまりに突然やってきてその後もびっくりする暇もない速さで物事が動いていた。その事を頭で理解していたものの意識が置いてきぼり状態になっていたのだった。

楽しみにしていた目の前のケーキを後は口に運ぶだけと言う瞬間にガバって誰かに取り上げられたあの感じ、分かるかな?「え?」ってなるでしょう?何がどう起きて何をどう反応していいか分からないあの小さなパニック。私はその状態が2年間続いていた気がする。ちょっと大げさだけど。



「あのことが起こっていなかったら今の自分はいない」って言う考え方はあんまり好きじゃない。それは別の選択肢にも言える事だし無理矢理いい結果だったと自分に故実けているみたいだから。本当にいいと思っている結果だったらあんなセンスのかけらも無い言葉を並べたりしない。

例えばケーキをとられた事によって無駄なカロリーを摂食せずに済んで結果的に健康とスリムなナイスボディーを手に入れたとしてもそんな事はどうでもいいのだ。

「あの時のあの瞬間のあのケーキが食べたかったのに食べられなかった」
これは揺るぎない事実として永遠に存在しているのだ。

震災によって自分がどんなに一皮剥けて成長しようとも「あの時のあの自分のあの衝動であの人と作品が作れなかった」後悔を心の底どころか体全身と魂がしっかりと覚えている。


本当に縁があればいつかきっとまた会えるとついこの間まで強く信じていた。
絵と音楽で出会ったあの人とは絵と音楽を続ける事によっていつかどこかでまた繋がるという思いがこの2年間理解と意識がはなればなれな状態を繋げてきた。

でも同時にこれは本当であり嘘かもしれないと薄々感じていた。

何か深く続けることによって繋がる何かは本当だけど「あの時のあの自分のあの衝動であの人」と作品を作る事はもう一生無いからだ。
私はもう一生にあの失ってしまったケーキを食べる事は出来ないのだ。



だからといって宇宙には何の関係もなく地球は次の瞬間も回り続け日は昇り日は落ちる。

過去にも未来にも期待出来ないと知ってしまった今は嫌でも日々を自分の行動で自分は生きて行くしかないと嫌々認める。







2013-05-09

ヒステリッククリスチャン

昨日の帰り道
ヒステリッククリスチャン(私のルームメイト)を見かけたので
そのまま尾行する事にした。

彼女はとても...なんと言うか
枯れ木みたいな人とで
体もオーラも薄い。

そんな感じがする。

彼女は何かを入れるのにちょうどいい鞄を探しているらしく
雑貨屋さんの鞄コーナの前に静かに立っていた。

アパートではいつも足音を立てながら
神様やら世界やらなんちゃらを甲高い声で叫んでいるので
外ではどんな風に不満をまき散らしているのかと気になった。
案外、外ではただの影の薄い人だった。

一瞬だけ彼女の部屋が見えた時があった。
ゴミだらけの部屋だった。
その事が私の心のに引っかかっていた。

薄暗い古いアパートの一室に閉じこもって
ゴミに囲まれながら独り言を言って過ごす日々を
ふと同じ環境で生活してる自分と重ねてしまい
想像したらあまりにも絶望的で悲しくなってしまった。

人それぞれの人生だけど
もっと他の選択肢なかったのかな...と思いながら
同じアパートに帰る。


でも悲しくなってもいいのだ。
みんな悲しくって弱いから。




今手元にある言葉


食器も食器だけど
持ってきた本も
(自分の中で)
「どうした!」って感じ。

好きなエッセイも
画集も
全部置いてきた。



アシュタンガの本。
先生の著書。





横文字、年代、歴史は大の苦手で
途中で諦める事を恐れて
上巻だけ買った。

時間かかったけど
毎日少しずつ読んだ。

下巻を調達に行く。




現在進行中

ひさびさ


5/8

台灣家庭必備品---
大同電鍋。
昨天第一次用
是值得計念的一天。


毎日三食を考える時間が無駄に感じ
重い腰を上げ
久々に自炊しました。

ブロッコリー
にんじん
エリンギを
鍋にゴー。
スイッチ オン。
終了。

にしても
実家から持ってきた唯一の食器が
このプラスチックのピンクのお皿と
プラスチックの水色のスプーンって
どうかしてるぜ 
わたし。

でも色がかわいいから
いいか。




今日のランチ。
(なんかうさぎの餌みたい...)

2013-05-06

ワンルームディスコ





5年間も一人暮らしをしていたはずなのに
2年間間をあけただけで
その感覚は すっかり忘れていた

ただ生活するだけなのに
こんなにお金使ってたっけ

三食ってどうしてたっけ

ただいまと誰もいない部屋に入って
いつもどう過ごしてたっけ

そのうち慣れるでしょ!




2013-05-02

ミケランジェロ・ブオナローティ


行ってきました ミケランジェロさん。
























イタリアにこれは行かなくては....

あなたととは遠いようで近かった




最近このノルウェー出身のアーティストにはまっていて
毎日彼の音楽を聴いている。

なんか世界の端で暮らしている人の
音を聞いてる事が
不思議でたまらない。

しゃべってる言葉も
見てるものも
聞いてるものも
食べてるものも
空気の匂いも、流れも
全然違うはずなのに
私のよく知っている感じなのだ。

そしてそれを
こうして共感できるなんて

軽々しくも
「奇跡」と呼ぼう。