2013-09-25

小さな島 小さな国

高校三年間私は幼児保育学科に所属していてちびちゃんたちのお世話の仕方だとか
栄養、医療、教育など浅く広く一通り勉強していた。
そんな中教材作りの授業が一番楽しかった。
数とか形とか色とかの認識の教材をどんな授業の中でどんな教材が必要かを考えて実際に作るのだ。

高校3年の時に教材作りコンテストが全国の幼児保育科で行われた
私はクラス代表に選ばれた。他のクラスからも集まり、その中からまた学校代表が選ばれる。
訓練と言う程でもなかったのだけど、先生が準備した材料の中で、テーマをくじで引き、3時間で教案を考えて
教材を作ることを、何ヶ月かみんなと一緒にやってきた。

そろそろ一人に絞りますかと言う時に、私は先生に呼ばれ、こんな相談を受けた 「優ちゃんは日本の大学に進む予定でしょ?私たち先生の中であなたが一番の候補者だと思っているわ。
でもこのチャンスを台湾で進学する子に譲ってあげてくれないかしら?」と。
私はなにも深く考えずにいいですよと答えた。

今頃になってなんだか違うような気がするし私に対してもこのコンテストにとってもなんて無礼なんだと
エゴが暴れ回っている。

でも今だから怒れるし、これが現実なのかなと認められる。
というのは外国人がどんなに異国でがんばって、優秀で一流な技術を持っていても所詮外国人なのだ。
一番いい席はやっぱり自分の国の人に残してある。

小さな島で国でもない台湾でもしっかり現実世界が存在してるんだなと思った。