「家」の匂いがした。
水蒸気に混ざった
料理とか、調味料の、洗濯洗剤の色んな匂い。
それらは「私」以外の「物」の匂いで、
匂いたちは強烈に何かをアピールしていた。
現実の匂い。
生きてる匂い。
私は永遠にどこかの「後から来た人」である事を
示された瞬間でもあった。
私一人では生み出せない匂いだからこそ
それらに共感する必要も無く
私は私でいることが出来る。
とても刺激的な週末を過ごしました。
そして師匠が出来ました。
とても美しく、うっとりしそうな雰囲気を持った方。
でも、やっぱり凄いなと思ったのは、
朝の4:30までみんなと
アルコールとニコチンに浸かり、ふざけ、語り、
次の朝はすっかりもう仕事モードの姿だった事。
いつまでも引きずらない。
延々とうじうじしている私と違って、
そこにいた人たちは
思い切り何かにムカついたり、何かをドロドロに愛し
セクシーだった。
「自分はどうありたいのか」
そこを軸に回っている。
間違えたら、すぐやり直せばいい。