2015-04-17

ほらね、




















夕方お客さんが来た。
今日は私しかいなかったので私が接客。
いつものようにお客さんが「このエネルギー、いいわね」とか言って、
はいはい、わかったから、早く決めてください。と心の中で思っていた。
お客さんが突然私に「ほら、あなたも感じてみて」と言うもんだから、
「いや、私そっち系はちょっと...」と言ったら
「私たちみんなエネルギーの波動で出来ているのよ。特別な事ではないわ」と
私の手の平の10センチ上辺りを彼女は自分の手を左右に動かした。
そしたらぽわ〜とした何かが、じわぁーーんと動く気配が確かにする。
「おぉ〜」とまんざらではなくなってき始めている私。
私はなんだかこの人が好きだ。
優しくて、柔らかくて、まっすぐな人。
そう感じた途端、右側の痺れての事をこの人に相談したいって思った。
「会社の役に全然立っている気がしない」
「会社のテンポに全然ついて行けない」と言いながら
私はぽろぽろ涙が止まらなくなった。
感情の方は案外冷静で、
「涙が出ている」という現象って感じの涙だった。
お客さんは静かに、
「そう、あなただったのね」と言った。
「確かにジェイソンが開発して、作り出した商品だけど、
それだけではないと思っていたわ。」
「そこに座って、波動を調節してあげる」と私をソファーに座らせた。
目の前に波のような、ざわざわっとしたものが下の方に流れていく。
骨盤に流れ、足に流れ、床がそれを受け取ってくれた。
そしてだんだん波は収まっていった。
帰り際、「あなたとっても素敵な瞳をしているわ」と言ってくれて
私たちは軽くハグしてお別れをした。


ここで右側の痺れが完治して、
ミラクル!不思議系万歳!って日記にしたいのですが
残念ながらそう言うことではないです。
いろんな事が「ただそうなんだ」と感じるようになり始めていて、
「やっぱりそうなんだ」と言うような確認作業に近い感覚です。
物事の波がやってきて、
波をしっかり受け取る。
今まで自分が「いい事」「悪い事」と分けていた事全部受け入れる。
それをちゃんと消化する。伝える。
その為には自分が今どんな感じなのかを常に意識していないと
すぐ、その感情は流されてしまう。
特別な感情である必要なくて
美味しい、
眠い、
楽しい、
嬉しい、
寂しい、
悲しい、
怒り、
やるせなさ、
そして押し寄せる恐怖。
生々しくって
野生的。
知識で誤魔化してはいけないのです。



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