2011-08-19

デッサン


昨日カボチャをデッサンしてみた。
美大生の練習課題みたい。

友だちと大学最後の展覧会をデッサンで締めくくったことを思い出した。
先生には「原点を見つめ直す系は嫌い」と言われたこともついでに思い出す。

独りよがりじゃない展示をしたいという共通意見からたどり着いた結論は
どんなに上辺だけ奇抜な作品を作っても 結局はすかすかで
「個性的だね」で片付けられてしまうということだった。

だったらいっそのことデッサンならば見る側も分かりやすいし
創作側もモチーフによっては作りがいがあると判断したのだが

伝えるって難しい。
伝わるって難しい。

でもあれ以来自分の中の「デッサン」がちょっと変わった。
一見単調な物にもたくさんの色が潜んでいる。
一見簡単そうなモチーフも紙に移すと難しかたりする。
それを目を凝らしてじっくり観察できる絶好な時間だ。

ただのカボチャもこうしてカラフルに変わってゆく。