念願の版画さんと やっと会えたので 嬉しいです。
昨日実際やってみたら 何だか銀塩写真の現像の時を思い出した。
まず教室は版材を腐触するための薬品の匂いでくらってするけど
すぐ慣れる。
室内の温度とか
均等にインクを詰める力加減かと手際とか
腐触する時間によって線の太さや深さが左右されるので片手にはタイマーとか
作業場と作品に対する細心の注意深さとかとてもよく似ていた。
いかに丁寧に作品と向き合えるかで作品の善し悪しが決まる所。
「この写真は現像がとても丁寧だ」も評価の一つに入るように。
先生ともちょっとこの事についておしゃべりしたけど
今はデジタルで版画も写真も同じプリンターで出来ちゃうけど
印刷の仕上がりは全部同じ。photoshopで何でも再現できる。
でも徹底的に違う点があるとすればそれは
アナログ印刷はけして同じ現像が出来ないという事だ。
まぁ それは時代遅れなのかもしれないけど
手間をかけて現像した印画紙に映ってる写真から滲み出てくる「オーラ」に
私はとても魅力を感じる。
100枚とも完璧に印刷されている物に興味はない。
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原画 |